我が家には、小学4年生の長男ゲンキと、1年生の次男ミッキー、年少の三男ユウキと3人の男の子がいます。

小学生組の夏休みの宿題も、いよいよ佳境に入ってきました。次男のミッキーはADHDの衝動性が強く人込みが苦手なため、小学校は特別支援級に通っています。国語や算数は支援級で学び、図工や音楽などは交流級で授業を受けています。知的には境界域なので、これまでも宿題は交流級と同じ内容をやっており、夏休みの宿題もどっちゃりともらってきました・・・

ゲンキも4年生になると宿題の量も増え、2人を並べて勉強させるのはそれはもう大変・・・( ;∀;)

さらに、夏休みは一学期のおさらいや、これまでの苦手を克服させるいいチャンスなので、ゲンキは計算と漢字の特別特訓をやらせます。ゲンキもこだわりが強いグレーゾーンBOYで、普通級に通っていますが、うっかりが激しい相当な変人です。計算などのケアレスミスが多く、記憶力は抜群にいいのに、興味がない(漢字とか)ことはまったく頭に入りません。

ゲンキは本が大好きで暇さえあればずっと読んでいるのに、作文が書けません。書き方はかなり教えますが、まず何を書いたらいいのか、からつまづきます。読書感想文が、毎年すごい難関。つきっきりでないと、書けません。うーん、なんでだろうね。

ゲンキは昔から、1+5などの簡単な計算ができなかったり(おそらく数の概念が弱い)、鏡文字と呼ばれる反転した字を書いたり(左利きのせい?)、え?なんで?という部分でつまづいてきました。通級教室や家庭学習でテコ入れし、持ち前の記憶力の良さでカバーして、何とかなっています。

そして、今年から宿題が始まったミッキーミッキーは意外と勉強が好き(やるべきことがはっきりしているから)なんですが、いかんせん、出力にムラがあり、やる気にならないと絶対にやりません。やる気になった時にすかさずさせないとやってくれないので、家事の途中でも放っぽって、とにかく宿題を手伝うようにしています。

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そして、集中力が、続かない ( ;∀;)

15~30分が限界でしょうか。いかに集中をそらさないで、効率よく勉強させるかにかかっています。まあ、そのあたりは、ゲンキも通った道なので・・・コツとしては、1つ解き終わった瞬間にすかさず次の問題を読んであげたり、指や棒で指してあげると、気がそれにくいです。ゲンキも集中が続かない人で、1、2年生の頃は横についていないと宿題ができなかったのですが、3年生くらいから少しずつ1人でもやれるようになりました。成長を待つしかない感じです。

でも意外だったんですが、ミッキーの文章は、いいんですよ。

「アサガオのたねがさきました」「たのしい、ぼく」とか、子供らしくてかわいい伸び伸びした表現をします。自閉症スペクトラムの診断がついているミッキーは、作文が書けなくてもしかたないと思っていましたが、むしろゲンキと違って、書きたいことがちゃんとある感じ。教えても、自分の書きたいことしか書きません。

ですが、家でみっちり一緒に勉強をしていると、ミッキーの苦手さがよくわかります。

これまでもうすうす感じていましたが、ミッキーは文章を読んで理解するのが難しいようです。これ、よく自閉症スペクトラムの人の事例を見聞きしますが、「読みながら理解する」のが難しいってやつですね。発達障害があると、同時に2つのことをやれない人が多く、文を読みながら意味を理解したり、話を聞きながらノートを取るのが難しいのです。ミッキーも、音読は上手ですらすら読むのですが、文字を追うのに集中すると意味が取れません。お話の内容はおもに挿絵から理解している様子です。計算そのものも早いのですが、文章題になるとさっぱりです。

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うーん、これはおそらく、一生抱える苦手さだろうなと思います。一行ずつ読んで理解する練習をさせるなど、特別なトレーニングが必要になると思います。より内容が高度になると、ついていくのが難しくなっていくでしょう。

夏休みの宿題に付き合うのは大変ですが、こうして子供の苦手や現状把握にとても役立つので、できるだけ様子を見守りたいなぁと思います。