ミッキーの民間施設での療育が始まり、同時により専門的な発達検査を受けるために、療育センターに予約を入れます。だいたい発達相談は数ヵ月待ちなので、悩んでいる方は少しでも早めにアポだけでも取っておくことをおすすめします。10月に家庭センターで相談してから4か月後、療育センターの相談の日がやってきました。

旦那さんも一緒に、発達検査に立ち会います。全体としては、10月の時とあまり変わらない結果。初めての場所でしたが、それなりに落ち着いて受けられていたほうだと思います。が、やはり受け答えはできず、「ブロックを先生と同じ形に積んでみて」など、ちょっと難しい指示にはポカンとしています。

「自閉症の可能性があるが、まだ症状がでそろわないので診断がつきません」とのお話。つまり、言葉の遅れ+落ち着きのなさから見て発達障害の傾向はあるが、指差しはあり模倣もする(自閉症児にはない)、こちらの言っていることもある程度は理解できている様子から、グレーゾーン判定でした。

とりあえず療育センターでの療育も申し込みをし、半年後の夏から感覚統合訓練が2週間に1回始まりました。発達障害のある子どもは、身体の器官がうまく連動せずアンバランスなことが多く、例えば人ごみの中では隣にいる人の声が聞き取れない(必要な音だけを拾えない)、触覚や聴覚などが異常に鋭い(感覚過敏と呼ばれます)など、そのために日常生活に支障をきたしてしまいます。感覚統合訓練とは、そのアンバランスな感覚をうまく育てることで、全体的な能力の底上げをしようというもの。

トランポリンやボールプール ♪ 楽しいものがいっぱいある感覚統合の部屋は、ミッキーユウキも大好き。訓練の40分間はいつもあっという間で、毎回帰りに「もっともっと」と泣かれます。

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ミッキーも、滑り台は大好きだけどブランコは怖がって乗れないなど、感覚のアンバランスが目立っていました。訓練の場で先生から教えてもらったことを普段の公園遊びにも取り入れることで、だんだんと苦手な動きにも挑戦できるようになっているように思います。

療育の一番の効果は、母親の意識改革にあると言う人もいます。


障害のある子を育てるということは、外からは見えない大変な日々です。どうしてこんなことばっかりするの?どうしてこんなこともできないの?と、母親が精神的に参ってしまうケースも多いです。
発達障害の子は、叱っても効果はありません。悪循環に陥るだけです。我が子の特性をしっかりと保育者が理解し、支援するという姿勢こそが、子供を伸ばす早道なのだと思います。療育先で聞く話はどれも目からウロコで、ミッキーだけでなく私の気の持ち方もずいぶんと変わりました。

ミッキーも3歳半頃から単語がつながりだしてきたな~と思っていたら、夏休みの間にものすごく伸びて、あっという間に4語5語つなげて話せるようになりました。9月に再度総合療育センターで発達検査を受け、そこでも認知面などはほぼ境界域にまで伸びていると褒めてもらい「療育から幼稚園などの集団生活に移行してもOK」と言ってもらえました!

ミッキーゲンキと同じ、近所の公立幼稚園(2年制)を希望していたので、とってもうれしかったです!

が、そう甘くはなかったのですね (;´д`)
幼稚園の申し込みや面談、健康診断が始まる秋頃からミッキーの調子は急激に悪くなり、言葉が伸びたことで自我が出てきたのもあるのでしょうが、とにかく些細なことで癇癪を起し、叫びまくり、抑えきれないと自分の手を噛むなどの自傷行動も激しく、ストレスがたまると目をぱちぱちさせるチックも出始め、幼稚園の手続き関係も大変な時だったので私もヘトヘトに・・・

1日入園に行くと、幼稚園にいる間はなんとかいい子にしているのですが、帰ってきてから荒れ狂い、喘息はでるわ、ミッキーの八つ当たりからの兄弟げんかが延々と続くわ、それが1週間も10日も続きます。やっと雪解けの気配が出てきて、ほっとしたのも束の間、次の1日入園の日がやってくるという生活・・・

幼稚園、そんなに行きたくないの?母の気持ちが、くじけそうになります。