長男ゲンキは、左利き。

さらに計算が苦手なので、去年は九九の一分間テストに苦しみ、今年は百マス計算に四苦八苦しています。見かねてバーバが左利き用の反転プリントを作ってくれると、7分かかっていたかけ算の百マスが、5分弱でできるように!ミスも10個からいきなり2個になり、「これまで無理させてたんだな~」と痛感しました。

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自宅学習では反転プリントを使用していましたが、家庭訪問で先生にそれを渡すと、学校でもそれを使用させてもらえるようになり、さらに授業用の百マス計算プリントが両利き対応に変わり、スミマセン・・・ちょっと感動してしまいました・・・( ;∀;)

去年の先生とは、大違い!!

本当に、ありがたいことです。

左利きは、はっきり言ってやっぱり、今の社会ではハンディキャップ。でも、個性なんです。消しようのない、ゲンキだけの、ゲンキらしさ。それを、教育現場でも認めてもらえるという喜び。去年が去年だっただけに・・・
→(「ゲンキ~2年生 授業中にじっとしていられない 先生との相性」)

発達障害のある子供を育てている親は、「当たり前のことが当たり前にできない」でもそれが、「子供の個性」なんだというもどかしさを抱えているかと思いますが、それを他人にも認めてもらえた時の感動は・・・言葉では言い表せません。

ただ、プリントを反対にするだけで、こんなにも生きやすくなる子供がいることを、もっともっと、たくさんの先生に知ってほしいと心から思います。

左利きはおよそ人口の10%に存在するので、話が分かりやすいのかもしれません。
→(「左利きってどう?直すべき?」)

ゲンキは左傾向が非常に強く、手だけでなく目も足も口も、おそらく思考も、全て左です。左傾向が弱い子供は、ここまで苦労しない&矯正できるのかもしれませんが、右を受け入れられない不器用な人も、少数ですが存在します。ゲンキはLDのグレーゾーン傾向もあるので、いろいろな部分でハンディが重なってしまっています。どうすれば無理なく、楽しく、学ぶことができるのか。上手にサポートしてあげたいです。

統計では発達障害のある子供も、人口の約6.5%に昇ると言われています。%は、そんなに変わりません。「発達障害」という言葉も、かなり浸透してきました。特別な存在ではなく、個性的な人たちというくくりで、ごくごく身近にいる子供たちなんですね。

発達障害のある子供に合わせた授業を模索した日野市の小学校では、普通の子供たちの理解度も上がったというテレビ放送もありました。(NHK「ハートネットTV シリーズ障害のある子供と学校 第2回発達障害」)

障害や個性の強い子供たちを、お荷物だと考えるのではなく、どんな子供も暮らしやすい社会こそが、教育の底上げにつながるという意見を、みんなで共有したいです。