LD(学習障害)に多い、「読めない」問題。ディスレクシア(読字障害)とも呼ばれ、アルファベットを使用する欧米圏では割と多い発達障害ですが、形から意味を推察しやすい漢字圏では、%が下がるようです。それでも文字がにじんだりぼやけて見えたり、団子になって見えたり、点描画のように見えたりと、常人からは想像のできない辛さの中で生活をしています。本人のやる気の問題ではなく、脳の機能障害が原因なので、「練習すればできるようになる!」などの根性論では、子供を追い詰めてしまいます。
我が家の長男ゲンキも、音読が苦手。
さ行やた行が言いにくい構音障害があり、「ことばの教室」に通級もして発音はかなりきれいになりましたが、音読の読み飛ばしや読み間違いの多さが気になっていました。
→(「さ行が言えない」ゲンキの発音訓練 ことばの教室)
読めないわけではなく、本は大好きで読むスピードも速いのですが、音読になるとややぎこちない&間違いが多いのです。目で見て、声に出すまでの連携が下手な感じです。去年までは、途中で直すと癇癪を起こして大変だったので、もう大筋が合っていればいいと大目に見ていましたが、3年生になって急に大人になったのか、宿題に口を出しても許してもらえるようになり、よっしゃと指導に乗り出しています。
「ことばの教室」にまず相談すると、文字を追う目の動きに問題があることがわかり、ビジョントレーニングを取り入れつつ、教科書に定規を当てて読む、まずは正しい音を耳で聞くなどの対応を勧められました。私は読み間違えるからと指を当てさせていたのですが、これは逆効果で、指が気になってより読めなくなるようです。定規を当てさせ、何度か親が正しい音読を聞かせてから読ませると、間違いも格段に減りました。
音読が苦手な子の対策としては
①文字を認識できない
→ひらがな、カタカナを徹底的に練習する
(くぼみをなぞって、触覚から認識できるカードも市販されています)
→漢字が苦手なら、振り仮名をふってあげる
→拡大コピーして字を大きくする
②視覚認知が弱く、文字を目で追えない
→定規を当てて読ませる
→目の体操をする
(家庭でできる、簡単な目の体操。ビー玉などの小さなものを左右、上下に持ち、順番に目で追わせます。数十秒~長くても1分の体操を、宿題の前などにやります。長くやらせすぎると、目が過緊張になってしまうので短めに。ゆっくりでもいいので、焦点をしっかり合わせることが大切です。)
③文字を追うのに精いっぱいで、お話がイメージできない
→まず、親が読んであげる
→一度に長く読めないなら、段落ごとに練習させる
などがあります。読めないレベルにもよりますが、問題が大きい場合は、やはり専門機関で検査をし、子供に合った専門的な訓練を受けさせたほうがいいと思います。まずは気になることがあれば、担任の先生や「ことばの教室」などに相談してみましょう。ビジョントレーニングなどの訓練によって、軽減する場合もありますし、文字を大きくするなどの対処療法で子供の困り感が減る場合もあります。
我が家の長男ゲンキも、音読が苦手。
さ行やた行が言いにくい構音障害があり、「ことばの教室」に通級もして発音はかなりきれいになりましたが、音読の読み飛ばしや読み間違いの多さが気になっていました。
→(「さ行が言えない」ゲンキの発音訓練 ことばの教室)
読めないわけではなく、本は大好きで読むスピードも速いのですが、音読になるとややぎこちない&間違いが多いのです。目で見て、声に出すまでの連携が下手な感じです。去年までは、途中で直すと癇癪を起こして大変だったので、もう大筋が合っていればいいと大目に見ていましたが、3年生になって急に大人になったのか、宿題に口を出しても許してもらえるようになり、よっしゃと指導に乗り出しています。
「ことばの教室」にまず相談すると、文字を追う目の動きに問題があることがわかり、ビジョントレーニングを取り入れつつ、教科書に定規を当てて読む、まずは正しい音を耳で聞くなどの対応を勧められました。私は読み間違えるからと指を当てさせていたのですが、これは逆効果で、指が気になってより読めなくなるようです。定規を当てさせ、何度か親が正しい音読を聞かせてから読ませると、間違いも格段に減りました。
音読が苦手な子の対策としては
①文字を認識できない
→ひらがな、カタカナを徹底的に練習する
(くぼみをなぞって、触覚から認識できるカードも市販されています)
→漢字が苦手なら、振り仮名をふってあげる
→拡大コピーして字を大きくする
②視覚認知が弱く、文字を目で追えない
→定規を当てて読ませる
→目の体操をする
(家庭でできる、簡単な目の体操。ビー玉などの小さなものを左右、上下に持ち、順番に目で追わせます。数十秒~長くても1分の体操を、宿題の前などにやります。長くやらせすぎると、目が過緊張になってしまうので短めに。ゆっくりでもいいので、焦点をしっかり合わせることが大切です。)
③文字を追うのに精いっぱいで、お話がイメージできない
→まず、親が読んであげる
→一度に長く読めないなら、段落ごとに練習させる
などがあります。読めないレベルにもよりますが、問題が大きい場合は、やはり専門機関で検査をし、子供に合った専門的な訓練を受けさせたほうがいいと思います。まずは気になることがあれば、担任の先生や「ことばの教室」などに相談してみましょう。ビジョントレーニングなどの訓練によって、軽減する場合もありますし、文字を大きくするなどの対処療法で子供の困り感が減る場合もあります。