我が家の次男ミッキーは、5歳で自閉症スペクトラムとADHDと診断されました。
6歳になり、衝動性を抑える薬、ストラテラを飲み始めて約1ヶ月が経ちました。
(「いよいよ服薬のスタート」)(「衝動性を抑えるADHDの薬3種類」)
まずは体重に対して0.5ml(1/4量)からのスタート。副作用も見られず、心配していた味もなんとか馴染んで、毎日飲めるようになりました。行動面は、あまり変化なし。
服用スタートから2週間で、再通院、少し増え、0.8mlになりました。量が増えて3日後、副作用が出ました。朝ごはんの後に「気持ち悪い」と、トイレで10分ほどウンウンうなるように。うんちが出るとすっきりするようなのですが、2、3日、気持ち悪さが続いたので、病院に連絡。量を最初の0.5mlに戻すと、すっと気持ち悪さは収まりました。
行動面は、量を増やした時は落ち着いたように見えましたが、戻すとまた多動・衝動性が目立ちます。
2週間後、様子を相談し、副作用が出ないように微量ずつ増やしていくことになりました。身体がだんだん慣れていけば、量を増やしても大丈夫になることもあるそうです。量を戻しても副作用が続くようなら、薬の使用は控えると言われたのですが、今回は収まったので、なんとか続けていけることになりました。
ほんのちょっぴり増えて、0.6mlでの処方です。気持ち悪さは出なかったのですが、てきめんに便秘になりました。前回の副作用の気持ち悪さも、便秘が原因だったような。食生活を改善し、1週間ほどで排便リズムも整ったので、このまま様子を見ながら、少しずつ量を増やしていきたいと思っています。
主治医の先生のお話しによれば、許容量の半量(1.2ml)までは増やしたい。その辺りで、行動面の改善が見られるケースが多い、そうです。
行動面での効果が認められる場合は半量のまま維持、効果が見られない場合は3/4まで増やす、or 半量のまま半年ほど続けてみる、or 薬の使用そのものを検討する、などを判断するそうです。幼児には、許容量 MAX を処方することはあまりないそうです。
飲み始めて1ヶ月のミッキーの様子をまとめてみますと、
三男ユウキとの兄弟げんかが、減りました。ささいなことからの言い争い → 手が出てどちらかが泣くパターンから、「〇〇はダメよ」「〇〇にしよう」と、ミッキーがユウキを言い聞かせている場面が見られるように。手が出ることがゼロにはなりませんが、ここは、どうなんでしょうか。長男ゲンキも、未だに兄弟げんかで叩いたりするしな・・・
家庭では、ずいぶん落ち着いてきたように見えます。とくに週末の疲れがたまっている時や、体調を崩した時など、以前は手がつけられないほど荒れていることもあったのですが、そんなどうにもならない状態が、激減しました。
朝の用意なども、以前はやりながらすぐに脱線してしまい、なかなか終わらなかったのが、一人でも最後までやれるようになってきました。
ただ幼稚園では、できるようになったことも増えたし、落ち着いて参加できる活動も増えてきたようなのですが、その分、我慢やフラストレーションがたまっているというか、ささいなことで爆発してしまうことも増えたように感じます。がんばれたら、その分を発散させてあげる場がいるんじゃないかな~とも思います。
まだ身体が薬に慣れきっていないのもあり、今はミッキーがしんどい時期なのでしょう。周りで、上手にささえてあげたいです。
薬の効き方には個人差があり、体質に合う合わない、量もどこまで増やせば効くか、本当に飲んでみなければわかりません。また副作用や、子どもの状態が変わったからこその、困りごとも出てくるんですね。なかなか、薬が飲めるようになったからといって、すぐに何かが変わるわけでも楽になるわけでもないのだなと・・・当たり前ですが・・・こっからだぞ!と、自らを励ましています。