ゲンキ

ゲンキ~小学生 忘れ物が多いけど図工が大好き!


ゲンキ
も早いもので小学生。
実はゲンキの入学式の1週間前にユウキが生まれ、正直それどころじゃねぇよっていうバタバタぶりだったのですが、それはまた別の記事でご紹介します。

公立幼稚園の良さは、地域で子育てができるところです。幼稚園の送り迎えを通して、自然と家が近くのお友達ができ、家族ぐるみで付き合うことができました。そのおかげで、小学校に上がるときも非常にスムーズでした。私が出産したことを知っていた近所のママ友が、お兄ちゃんを派遣してくれて一緒に登校してくれたり、誰彼となく気にかけてくれたおかげで本当に助かりました。

担任の先生も大らかで優しい人で、ゲンキの気難しさも笑っていなしてくれ、大当たりの年。懇談会でも

①忘れ物、失くし物が多い。
②授業中や給食の時間など、ぼーとし始めると話が耳に入らない。
③噛み癖がひどい。
④発音が気になる。(さ行ざ行た行)

などの気になる部分もありましたが、

⑤図工や国語、好きな科目への集中力はすばらしい。
⑥とにかく、ものしり。
⑦発表で人に説明するのが上手。
⑧優しくて、みんなから好かれている。

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と、いい部分をたくさん褒めてもらえました。

「たぶん忘れ物関係は、高学年になっても続くと思いますから、最後のチェックをお母さんがやってあげてください。でも賢くて、本当にいい子ですよ~」

と言っていただけて、幼稚園でさんざん言われてきて懇談会恐怖症だった私は、涙がにじみそうにうれしかったです。

「世話女房をもらうしかないですね~」と笑ってくれる先生に一年生を受け持ってもらった幸運で、小学校入学という大きな環境の変化に、ゲンキがすんなりととけこむことができました。

④の発音は「せんせい」が「しぇんしぇい」になるなど、構音障害と呼ばれているもので、訓練によって治ります。ゲンキは書き言葉にも影響が出ている(聞く時点で濁っている)ので、一年生の後半から「ことばの教室」に通級することになりました。

発音の練習と「ことばの教室」について、次に詳しく書いていきますね。発音が気になる子供は、けっこういるもの。専門的な訓練で、わりとすぐに治ります。ただ家庭ではどうしても難しいので、やはり「ことばの教室」などの専門機関を利用することをおすすめします。

ゲンキ~幼稚園 一人遊びからの脱却 ピョンピョン飛ぶ謎の行動

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そんなゲンキも4歳になり、幼稚園に入園することに。ゲンキは近所の公立幼稚園(2年保育)に、年少と年長(年中区分なし)の2年間、お世話になりました。

入園式も無事にすみ、楽しそうに通っている姿を見て安心していたのですが、一学期の懇談会で担任の先生からは「身の回りのことができなさすぎる。いつも一人で遊んでいる」とのショックなお話。マイペースなことは知っていたのですが、まあこんなもんだろうと思っていた私は、けっこう落ち込みました。

今思うとね、先生の言い方もどうかと思うんですよ。でも、なんせ初めてだったもので。

さっそく次の朝、送っていった後にこっそり様子を眺めていると、ゲンキは朝一番に登園しても、後から次々と来てはさっさと朝の支度を済ませるお友達を「ほえ~」と眺めながら、自分はまったく動かず、気が付くと最後の人になっています。まあ、確かに。やばいよな、あれは。

それから2、3日、教室の前まで一緒に行って、朝の支度が終わるまで声をかけたりしましたが、言われては慌ててリュックを開けても、またすぐに手が止まってしまうのくり返しで、あまり状況は変わりませんでした。
お迎えの時も、ゲンキはいつも最後か最後から二番目に教室から出てきます。他のお友達は、「やった、俺一番!」なんて競争して楽しんでいるのに、まったく急ぐそぶりは見られません。

初めての子で、これまでは他の子供と比べて見ることがなかったのですが、他の子があんなにも機敏に動くのだと知ってしまうと、ゲンキのスローペースが気になります。いつもブロックか工作をして、他のお友達と遊べていないのも気になりました。まだ人よりも、物への関心が高い様子。

そこで、夏休みに私が動きました。
他にも一人で遊んでいる何人かの子を探し、お母さんに声をかけ、夏休みに集中的に家を行き来して、子供同士を慣れさせることで、夏休み明けからボチボチと遊べるようになってきました。どの子と遊べばいいのかわからない・・・という不安が消えたのがよかったのかな。

幼稚園に入る直前、ゲンキが3歳9か月の時に次男ミッキーが生まれました。それまで私べったりだったゲンキは、すっと離れて旦那さんべったりになり、赤ちゃん返りなどはほとんど見られなかったのですが、それまでは見られなかった謎の行動が始まります。

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ピョンピョン飛びながら、ぶつぶつと何かをつぶやく。

これ、実は今もやっています。どれだけ注意しても、直りません。たぶん、自閉症児にありがちな常同行動と呼ばれるものです。調べると、刺激が足りない時に、自分自身で刺激を与えるためにやっているとのこと。ミッキーが生まれて、私にかまってもらえなくなった部分を、自分で埋め合わせていたのかもしれません。

けっこう心配して、スクールカウンセラーの先生や心理の先生に相談したこともあったのですが、「ぶつぶつ言っている内容が、ごっこ遊びならそこまで心配いらない」と言われました。まだ空想と現実が入り混じる時期で、一人遊びの一環ではないかとのお話。う~ん、まあそうかもしれないけど、グレーゾーンだよなぁと日々感じている私からは、やっぱり自閉的傾向が原因だと感じます。

でも今は、無理にやめさせなくてもいいやと思えるようになりました。叱ってもやめられないし、無理にやめると他の部分がゆがむのだろうと、ようやくわかったからです。一時期は口うるさく言ったし、あんな異常な行動を友達に見られたらいじめられるんじゃないかとか、どう見ても変だからやめてほしいとか、ピョンピョン飛ぶことでより一人の世界にこもってしまっているんじゃないかとか、心配もしたけれど(今も完全にその思いは消えていないけど)、ゲンキゲンキらしくいるために必要なら、しかたない。そっと見守ろうと思います。

ゲンキの気になる部分 こだわりの強さ


アトピーは今も残っていますが、冬場の乾燥シーズンだけ、目の上や口の周り、耳の付け根、ひじやひざの裏など、季節性で局所的なものになってきています。
卵も食べられるようになり、1歳半を過ぎると言葉も急激に伸び始め、「アピ」(ラピートのこと)、「イーシーバイ
」(イーストアイのこと)などなど、男の子にお決まりの電車コースにのったゲンキ

ゲンキ
の幼児期を思い出してみて、気になったことをあげてみます。

①電車が大好きで、ドイツの新幹線の名前まで覚えていた。
②散歩コースが決まっていて、必ず通るベンチに座って道路の車を見たがった。
③アスレチックには一切興味を示さず、もくもく延々と砂場遊びをしていた。
④就寝儀式など、順番や手順にこだわることが多かった。
⑤遊びの終わりが、切り替えられない。
⑥トミカなど、集めること、コレクションすることが好きだった。
⑦断乳してから、ボタンを噛む癖がやめられなかった。
⑧ブロックや車並べが大好きだった

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一つ一つは小さな子供にはよくあることで、①⑤⑥⑦などは、他の子にもよく見られます。②③④⑧は、やはり自閉的傾向のあるこだわりの強さからくるものでしょう。ただゲンキの場合は、生活に支障をきたすほどの強いこだわりではない、個性の範囲とも言えるレベルだったこと、旦那さんもまったく同じような個性を持っていたことから(彼の場合は本ばかり読んでいたそうです)、私はあまり気にしていませんでした。

第一子ということで、ゲンキのこだわりに私がつき合ってあげられる余裕もありました。でももし手のかかる上や下の子がいる状態で、あの頃のゲンキのこだわりにつき合えたかというと、ちょっと難しかったかな~と思います。

誰しもこだわりは持っているもので、特に小さな頃はそれが強く出ることも当たり前です。それが大きくなるにつれて、周りとの兼ね合いを考えられるようになって、自然とわきまえられるようになるものです。

発達障害とは、その自然とわきまえられるはずの部分が、うまく成長できないことなのかなと思います。

ゲンキのこだわりの中で、今も残っているのが砂と噛み癖。そしてなかなか切り替えられないことです。

友達と鬼ごっこをして遊んでいる途中でも、いきなり砂場にしゃがみこんで砂いじりを始めたりします。始めてしまうと、中々終わりにできません。「山とトンネル作るまで待ってて」と言いながら、延々と砂いじりを始めたゲンキに対して、友達が怒るのは当たり前。でもそこで、なかなか周りが怒っていることに気づけません。私が近くにいれば無理やりにでもやめさせて鬼ごっこに戻しますが、鬼ごっこがひと段落着くとまた砂場に戻ってきたりします。

噛み癖は一番ひどく、ボタンを噛むのは4歳でやめさせましたが、次は服のえりを噛み、リュックや手さげの端を噛み、パーカーの紐なんか大好きでした。着せる服を工夫し、なんとか噛めないようにすると、今度は鉛筆を噛み、それも禁止すると唾をクチュクチュ口の中でためる遊びを始めました。
口周りの悪癖は、おそらく大人になっても残るのだろうと思います。願わくば、社会的に容認される形になんとか持っていきたい。タバコは身体に悪いから、せめてガムくらいに収めてほしいと懇願する親心です。

ゲンキ~3歳 卵アレルギーとアトピー性皮膚炎

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歩き始めは1歳2か月頃。体重が重いこともあり、やや遅い感はありました。
言葉は早いほうで、1歳3か月頃には「まんま」や「ママ」「ないないばあ」などの単語をおしゃべりし始めました。

離乳食もよく食べていましたが、卵アレルギーがあること、乾燥肌でアトピー性皮膚炎だったことが、乳児期でもっとも大変だったことです。

発達障害児には、アレルギー体質の子が多いと言われています。

旦那さんが3歳まで卵が食べられなかったと聞いていたので、離乳食でも卵は遅めにしていたのですが、私はまったく気にせず卵を食べていました。

でも乳児湿疹がひどく、顔中ぶつぶつだらけ。乾燥してひび割れて、かゆくて掻きむしってしまうこともあり、皮膚科で保湿剤や弱いステロイド軟こうを出してもらっては対処療法をしていたのですが、もしかして母乳に混じっている卵のせいじゃない?と気が付いたのが8か月頃。それからようやく、私も完全卵除去生活にすることで、湿疹はかなり軽くなりました。(気づくのが遅くなって、ごめん)

アトピーのことは、また別記事に詳しく書きたいと思いますが、あれはあれで、親がしんどいんですよね。薬が合わなかったり、化学繊維で荒れたりと、まあ大変な日々でした。真っ赤な顔のゲンキがかわいそうで、外に連れて行くのが憂鬱だった時期もあります。

アトピーで悩んでいる方、大丈夫です!大きくなれば、必ず軽くなります。

卵アレルギーは、ゲンキが3人の中で一番重かったです。1歳過ぎに血液検査をし、卵白アレルギーのIgEレベルは重めの4判定でした。卵黄でレベル2。ミッキーはどちらもIgEレベル1だったことを思うと、やっぱりゲンキは食べさせることがとっても大変な子。とはいえアナフィシラキーショックを起こすほどではなく、じんましんが出る程度ではあったので、もっと重い子に比べれば、まだましなほうなのでしょう。
2歳半くらいまで、加工食品のつなぎに卵白が使ってあるだけでもじんましんが出ていました。買い物の時は食品表示を確認するくせがついて、それは今でも残っています。

ゲンキも旦那さんと同じように、3歳頃にようやく卵が食べられるようになり、今では加熱してあれば全く問題ないので、給食も普通に食べています。

あとは意外と、卵がだめで困るのが、予防接種なんですよね。

ゲンキは予防接種が苦手で、毎回かなり腫れたりしこりが残ったりして、悩みました。接種時期をできるだけ開けて、同時接種も避けて、受けなくてもいいものは極力受けずにきました。
インフルエンザは今も受けさせていません。ポリオも、不活性化ワクチンになるまで待ちました。MRも1期は結局見送ったので、どこかでもう一度打ちに行かなければいけません。

予防接種に関しては意見が分かれるところで、私もいろいろな本を読んで、親の責任で「これは必要。これはもう少し大きくなってからでも大丈夫」とギリギリの判断を下してきました。
お医者さんや乳児検診では「必ず受けさせるように」と言われることが多いですが、予防接種が原因で障害が残ったり(ポリオが有名ですね)、最悪の場合死んでしまうこともあるので、何も知らずに受けさせて後悔するよりは、きちんと考えたうえで、納得できるものを受けさせるべきだと私は思います。


ゲンキ~1歳 げっぷの下手な赤ちゃん


ゲンキ
は、現在9歳。公立小学校へ通う3年生です。

趣味は読書&プラモデル作り&うんちくを語ること。

まずはゲンキの成育歴から、育てにくかった点を振り返ってみたいと思います。

ゲンキは、39週0日。予定日よりちょうど1週間早く生まれました。
出生体重は3026g。
体重測る前に大量にうんちをしたので、もう少し重かったと思いますが、まずまず普通のベイビーとして、生を受けました。前駆陣痛が長く、私は二晩ほど徹夜状態でしたが、陣痛が5分間隔になってからは10時間ほど、子宮口全開になって分娩室にうつってからは、2時間ほどで生まれたので、初産としては平均的。安産の類に入ると思います。

乳児期のゲンキについて大変だったことは、とにかく、げっぷが下手だったこと。

よく飲む子だったし、私もよく母乳が出る質だったので、ガンガン飲ませていたのですが、一緒に大量の空気を飲んでしまう質で(私の飲ませ方も下手だった)、飲みながらもチュパチュパ音をたてていました。飲み終わってげっぷを4、5回させても、横にすると苦しがって泣く、ということがよくありました。

さらに週に1回くらいの割合で、しゃっくりをしたかと思うと噴水のように乳を吐くということをしており、ゲンキも私も乳まみれ、布団もまくらもぐっしょり・・・という悲惨なことに。
吐き方があまりに激しいので、心配になって親に相談すると、ちょうど旦那さんも赤ちゃんの頃そんな風に吐いていたらしく、そういう子なのだそうです。吐くとすっきりするのか、ケロッとしてまた最初から飲みなおし(作るほうの身にもなってくれよ・・・)、乳児検診で相談しても、「体重の増え方に問題ないから、大丈夫でしょう」と言われ、様子を見ることに。

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首が座り、自分で寝返りもできるようになってくると苦しくない姿勢を自分でとるようになり、吐き方も徐々に軽くなってはいったのですが、今思い出しても、夜中の1時とかに吐かれた時はつらかった・・・

第一子で慣れないことも多く、3人育てた今なら、

①横向きに寝かす
②傾斜のあるまくらに寝かす
③飲ませ方を工夫する(もっと深くくわえさせる)
④お乳が勢いよく出すぎないように、事前に少し絞っておく

など対応策もわかったのですが、その時はただただどうすればいいのかわからずに困っていました。げっぷ問題は、結局断乳するまで大なり小なり続いたので、おっぱいが終わった時は本当にほっとしたのを覚えています。

あとは、神経質なところの多い赤ちゃんだったな~。

これも第一子ということで、私も過保護だった部分もあると思いますが、ビニール袋のカサッという微かな音でも目を覚まして泣くことがあり、文字通り、息を殺して生活をしていました。

profile

筆者:nontan
男の子3人を育てています。
長男ゲンキ(2009年生)
こだわりの強いグレーゾーンBOY
+アトピー&卵アレルギー

次男ミッキー(2012年生)
ASD+ADHDのハイブリッドBOY
+ぜんそく&卵エビカニアレルギー

三男ユウキ(2015年生)
今のところ普通に見えるけれど…アレルギーなし

出産前は書店勤務&JPIC読書アドバイザーとして活動していました。子育てが一段落したら、読み聞かせ活動を再開したいです!
はじめての方は、こちらの記事をまずお読みください。

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