食物アレルギー

食物アレルギーの給食対応について

我が家の次男ミッキーは、4月から小学校に入学します。

ミッキーは言葉の遅れや多動が目立ったので3歳から療育に通い、5歳で自閉症スペクトラムとADHDのダブル診断がつきました。小学校も、特別支援学級への入学が決まっています。準備もほぼ終わり、慣らしでの体験入学も何度か入れてもらい、ミッキーも「1年生になる!」と楽しみにしています。

ミッキーは食物アレルギーがあるので、給食への対応を相談しに行ってきました。

ミッキーは生卵、エビ・カニの食物アレルギーがあります。食べると顔が赤くなる、湿疹が出てかゆがる、などの反応があります。卵は加熱してあれば可、エビは少量なら可(シーフードミックスに入っている小さな物なら大丈夫になりました)で、湿疹もかゆみどめを塗って2、3日たてば収まります。アナファラキシーショックを起こすほど、重篤な食物アレルギーではありません。アレルギー対応をお願いするかどうか、迷うラインです。

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長男ゲンキにも卵のアレルギーがあり、3歳まで食べられませんでした。生卵は今でもダメですが、加熱してあればじんましんは出なくなったので、除去食などの特別な対応はお願いしていません。調理実習などで生卵を使う場合は、すぐに手を洗うよう申し伝えるくらいです。

給食で生卵やカニが出ることはないし、エビがたまに少量あるかないかくらいですが、ミッキーは自分で気をつけることが難しい、異変が出たときも自分から伝えることが難しいことを考え、アレルギー対応をお願いすることにしました。

給食、実習で使う成分表を学校とやり取りし、親が確認させてもらう形式になります。

この1年ほど、ゲンキが持ち帰る献立表をチェックしてきたのですが、エビが入る料理は本当に数ヶ月に一度、桜えびがふりかけに少量、シーフードミックスが八宝菜やシーフードカレーに少量、くらいです。それくらいなら食べても大丈夫ですが、年に一度あるかどうか、エビカツや、ブイヤベースでエビを殻ごと煮込んで出汁をとる、時は止めてもらったほうがいいかなと思います。(殻ごと煮込むと、アレルギー反応が強く出ます)

また支援級では、授業の一環でクッキングがけっこうあるらしく、生卵の取扱には注意してもらうようお願いしました。以前、お菓子作りで焼く前の生地をなめて、真っ赤になったこともあるので・・・ソウイウことやっちゃう人なんです (-_-;)

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市町村によって異なると思いますが、給食のアレルギー対応はほぼどこでもやってもらえるはずです。医師の診断書が必要なことが多いので、学校と相談してみてください。原因食物によって、除去食はできるできないことがありますが、卵は抜きやすいようです。うちの小学校では、卵のみ除去食が可能で、卵とじや卵スープを卵を入れる前の料理で出してもらえます。とはいえ完全除去ではなく、天ぷらの衣のようにつなぎで入っている場合は除去できないので、少量でもアナファラキシーショックを起こしてしまう子供は、その料理の差し止め、弁当を持参する、などの対応になります。

他にも牛乳がダメな子は、牛乳をやめる。小麦粉がダメな子は、パンをやめる。などの細かい対応を選ぶことができます。全除去ができるか、代替食などの対応をしてもらえるかどうか、確認してみてください。
お子さんに食物アレルギーがあり、給食のアレルギー対応をしてもらう場合、どの量でどの程度の反応が出るか、事前に経口負荷試験などで詳細に調べておくことをおすすめします。経口負荷試験とは、医師の管理のもと実際に何をどれだけ食べたら反応が出るか、調べることです。血液検査よりも、正しい結果が得られます。(血液検査では出ないけれど、経口検査では反応が出ることがあります)

また食べてすぐではなく、数時間、半日たってから反応が出ることもあり、原因食物を食べて運動すると反応が出る、運動誘発アナファラキシーもありますので、検査ではすぐにわからないこともあります。やはり身近に見ている保護者の観察眼に勝るものはありません。気になることがあれば、どんな時に、どんな反応があるのかをチェックして、医師に相談するのが一番です。

アナファラキシーショックを起こす危険がある子は、とくに厳重な対応が必要で、エピペンの使用などについて、主治医や家族と入念な打ち合わせが行われます。ロッカーの位置も特別に、最もわかりやすく、最短で薬を取り出せるように、一番端の上などに設定されるそうです。いざという時、一刻を争いますもんね。

子供を守るために、そして楽しい給食タイムを過ごせるように、食物アレルギーの対応は丁寧に園や学校と行いたいです。

卵アレルギーと予防接種

我が家は、長男ゲンキと次男ミッキーに、卵アレルギーがあります。
アナフィシラキーショックを起こすほど重症なアレルギーではなく、食べると口のまわりや身体に湿疹が出る程度ですが、離乳食はけっこう大変でした。また私自身も、妊娠&授乳期は卵を制限していました。
→(「卵アレルギー反応の母乳実験!妊娠中の生卵は控えよう!」)

二人とも3歳頃までに加熱してあれば食べられるようになりましたが、意外と卵アレルギーで困るのが、そう予防接種です。卵アレルギーの子供は、予防接種を打つ、打たない、もっと大きくなってから打つという3つの選択肢があります。ワクチンに鶏卵を使っていても、残っている成分はほとんどないから大丈夫という意見が主流ですが、どうでしょうか。私は、予防接種は慎重にするべきだと思います。

ゲンキはとくに予防接種が苦手で、3種混合を打った後は毎回1ヶ月近く、しこりが残っていました。追加は3ヶ月近く、しこりが残りました。他にも卵アレルギーの子で、毎回熱が出るとか聞くと、怖いなと思います。打たなくてもいいものはできるだけ打たずに、定期接種のものだけを、慎重に、間隔を十分に開けて打ってきました。インフルエンザは、とくに卵白を使用してワクチンを作っているので、卵が食べられるようになった今でも打っていません。
(そもそもインフルエンザの予防接種の効果を疑問視する意見も多いし)

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ポリオも、不活性化ワクチンが認可されるまで待ちました。MRは、事前にパッチテストを受け、OKかどうか調べてから打ちました。

受けていない予防接種があると、健診などでチクチク言われるのですが「そのうち、時期を見て」とつっぱね続け、ママ友の間でもわりと慎重派です。

ミッキーゲンキに比べると、予防接種には強く、腫れたりしこりが残ることはほとんどありませんでした。注射を嫌がって逃げる大変さがありますが、逆に多動が目立ち始める前に済ませておいてよかったと思います。(まだこれから日本脳炎やMRの追加もありますが・・・)

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ユウキ
は卵アレルギーはないのですが、2ヵ月の頃に「肺炎球菌」を打った夜に発熱し、3ヵ月未満だったので夜間の救急病院にまで連れていくはめになって大変でした。旦那さんが遅番の日だったので、実家から母に来てもらい、ゲンキミッキーを寝かせてから、遠い病院まで夜の道を私が運転していくという辛いドライブ ( ;∀;)

ゲンキミッキーの時には、「ヒブ」と「肺炎球菌」は定期じゃなかったので受けていなかったのですが、ユウキは定期接種になったことと、上の子が外からインフルエンザなどの病原菌を持って帰ってくるリスクが高いし・・・と打つことにしましたが、運転しながら「打つんじゃなかった、打つんじゃなかった」と半泣きでつぶやき続けていました。たぶん顔に書いてあったんでしょうね。救急病院でも、先生から「これにめげずに、予防接種ちゃんと受けてくださいね!」と念押しされました。

「肺炎球菌」は発熱することの多い予防接種だそうです。2ヵ月を過ぎたら打つように言われていますが、3ヵ月未満で発熱すると、検査やなんやらで大変なので、やっぱり3ヶ月を過ぎてから打つべきだったと思います。まだ「ヒブ」を一緒に打っていなかっただけマシだった。発熱の原因を特定できたので。その後も同時接種はできるだけ避け、とくに初めて受ける種類は単独接種にし、大丈夫だったら次からは一緒に打つという感じにしています。また週末は避け、熱が出ても翌日病院に行ける週中の、旦那さんが休みの日に打つようにしています。

予防接種は、いろいろな意見があると思います。

新・予防接種へ行く前に
ジャパンマシニスト社
2015-01-28








その病気にかかるリスクと、後遺症が残るリスク。また予防接種そのものの副作用のリスク。それらを総合的に比べて、打つかどうかを判断するしかありません。でも予防接種の副作用で死んでしまう子もいるので、みんなが打っているから、打つように言われたから、と漫然と打つのは怖いと感じます。水ぼうそうは小さいうちに他の子から移してもらうほうが、リスクが少ないのではないでしょうか。反対に、おたふく風邪は後遺症で難聴になることもあり、とくに男の子は大きくなってから罹ると大変なので、定期ではありませんが我が家は三人とも打ちました。(6,400円×3人分×2回。痛い出費です)

女の子だと、評判の悪い「子宮頸がんワクチン」を受けるかどうか、悩みますよね。最悪、後遺症が残ってしまった場合、厚労省は金銭面での補助しかしてくれません。毎日、障害の残った我が子と接する親だけが、最終的に受けされるかどうかの判断をするしかないのだと思います。

卵アレルギー反応の母乳実験!妊娠中の生卵は控えよう!

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卵アレルギーの子のお母さんも、卵を除去するべきかどうか。妊娠中~授乳中まで、心配ですよね!じつは、病院ではあまり気にしなくていいと言われました。極端な食べ方をしなければ(一気に何個も食べるような)、血液や母乳を通して赤ちゃんに影響が出ることはまれだそうです。

ですが、私は実験をしてみた実感として、やはり母乳でも影響が出ることがあると思います。長男ゲンキにいろいろと試してみた(実験台にしてごめんよ)、結果をご紹介します。

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だいたい、こんな感じです。

卵そのものをたくさん使った料理は、やはり影響が出ました。オムレツや目玉焼きはNG。卵焼き一切れくらいなら、OK。つなぎものも少量まじっている場合は、OK。たくさん入っている場合は、NGでした。郷土料理で恐縮ですが、たこ焼きはOK。明石焼き(別名 卵焼き)はNG。って感じです。調理パンはOK。練り物系もOKでした。

生卵は厳禁で、これは妊娠中も避けるように指導されました。とくに、上の子が卵アレルギーだったと言うと、助産院では生卵は念のためやめましょうと言われました。毒性が強く出るそうです。

断乳して、何を一番に食べたかというと「卵かけごはん」です。見つかると欲しがるので、こっそりと子供たちにかくれてかっこみました (*ノωノ) だって!ずっと夢に見るほど食べたかったんだもん!
妊娠してしまうとまた数年食べられないので、私にとって、お酒よりも欲求不満になった食べ物です。

ゲンキを妊娠中はまったくそういった知識も意識もないままに過ごし、たんぱく質をとらなくっちゃと、卵かけごはんもよく食べていました。もしかしたら、ゲンキが3人の中で一番卵アレルギーが強く出たのは、そのせいかもしれません。ミッキーユウキを妊娠中は、私も用心してあまり卵は食べないようにし、とくに生卵は絶対に口にしなかったおかげで、ミッキーの卵アレルギーは軽く、ユウキはまったくアレルギーなしで済んだのかもしれません。

もしも、近親者に卵アレルギーの人がいたら(小さい頃だけで今は完治していても)、妊娠中は生卵を制限することをおすすめします。念のため、にね。でも用心するにこしたことはありません。ほんの10ヵ月の我慢で、その後の数年が断然楽になりますから。

ゲンキミッキーも、もう加熱した卵は食べられるようになりましたが、生&半熟はNGです。この間もお菓子作りの時、ミッキーが焼く前の生地をべろべろなめてしまい、顔が真っ赤っかになりました。ゲンキも、どうしても「温泉卵を食べてみたい」(ゾロリに出てきたらしい)というので、試しに食べさせたら吐いてしまいました。一緒に卵かけごはんを楽しめる日は、まだまだ遠そうです。(*´∀`*)

アレルギーの血液検査ってどうやるの?いつ頃やるの?


食物アレルギーのある子供は、いつかどこかのタイミングで、血液検査を受ける必要が出てきます。本当にその食べ物に反応が出るのかどうか、他にもアレルギーのある食べ物はないか、また幼稚園や保育園、学校で除去食をお願いする場合には、医師の診断書と血液検査の結果を求められる場合がほとんどです。

ゲンキミッキーも、1歳をすこし過ぎたところで血液検査をかかりつけの小児科で受けました。
1歳をすぎないと、正確な結果が出ないそうです。血液型も同じで、生まれてすぐの新生児期に調べた血液型はあまり当てにならないそうです。しかし、1歳頃の子供に血液検査って・・・そう、めちゃくちゃ大変です。

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ゲンキ
の時は私は診察室に入れてもらえず、待合室ですごい泣き声を聞いていただけなのですが(親にはとても見せられないらしい・・・)、ミッキーの時は、人手が足りなかったのか私も手伝うように言われ、バスタオルでぐるぐる巻きにされて片腕だけ出されたミノムシ状態のミッキーを、必死で押さえつけました。とにかく、すごい力で暴れるうえ、暴れて針が折れたらえらいことになるとかなんとか脅されて・・・もう馬乗り状態で必死で押さえました。

看護婦さんは慣れているので、涼しい顔で「ハイ、あともう一本」とか言うのですが、「まじっすか~無理っすよ~」( ´゚д゚`) って感じでした。ミッキーは太っていたのでぷにぷにで血管が見えにくかったらしく、ぶつぶつ文句も言われたし・・・もうできるだけ受けたくない検査ナンバーワンです。

そして、お医者さんの言うには「血液検査は万能ではない」そうで、「怪しいものは食べさせない」に限るそうです。ミッキーも、エビ・カニは血液検査での反応はありませんでしたが、実際に食べさせるとやっぱり顔が赤くなるんですよね。診断をつけるには科学的根拠がいるから、血液検査は受けなければいけないという感じで、それよりも毎日接している母親の所見のほうが重要だそうです。半年くらいおいて試しに食べさせてみて、だめならまた半年後に、って家庭で様子を見ながら対処すればOKだそうです。

ほとんどの場合が、小学校入学の頃までに食物アレルギーは治ることが多く、またどうしても必要ならその時に血液検査をしましょうと言われました。まあ、食べても湿疹が出る程度で、アナフィラキシーショックを起こすほどひどい食物アレルギーではなかったのが幸いです。もっと重症の子供は、またちがう治療法になるのでしょう。

アナフィシラキーショックで、給食を食べて死亡してしまった子供の記事を読むと、本当に心が痛みます。どれほどか、親御さんがつらい思いをしていらっしゃるだろうかと、もしも自分の子供がそんな事故にあってしまったらと、想像するだけで全身が震えます。

どうか、すべての子供が安全に健やかに成長できる社会になりますように。

アトピーと食物アレルギー

アトピーだと思っていたら、食物アレルギーによる湿疹だったということ、よくあります。アレルギー体質の子は、一つ当てはまると他のものも当てはまりやすく、芋づる式にずるずるとあれもこれも・・・と出てきます。

我が家の長男ゲンキも、新生児の頃から湿疹がひどく、健診では「乳児湿疹だから様子を見ましょう」と言われ続けましたが、結局3歳頃まで湿疹に悩まされました。(現在は冬場のみ乾燥湿疹がでます)

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旦那さんが同じように肌が弱く、卵も3歳まで食べられなかったと聞いていたので、離乳食でも用心していたのですが、7ヵ月頃に卵の黄身をあげてもOKだったので、あまり心配していなかったんですね。すごくよく食べる子で、離乳食はなんでもバクバク食べていました。

が、やっぱり湿疹はひどいまま。薬で治しても、またすぐに別のところに湿疹ができるというイタチレースで、ほとほと困り果てていました。そんな時、友人の子供が卵アレルギーという話を聞いて、もしかしたら・・・と思って、離乳食であげたものと湿疹が出るタイミングをメモにとってみたんです。

そうすると、見事に卵を食べた翌日に湿疹が出ていることが判明し ( TДT)ゴメンヨー となりました。卵そのものでなくても、ちくわやはんぺんなど、つなぎに使ってある練り物系もダメでした。

食べてすぐに反応が出る場合と、数時間後や翌日に反応が出る場合があるようです。ゲンキは後者だったため、気が付かなかったんですね。母乳にも混じっているかもしれない・・・と私も卵断ちすると、湿疹は激減しました。本当に、もっと早く気づいてあげればよかった。ごめんなさい。

1歳過ぎに血液検査をし、卵白アレルギーのIgEレベルは重めの4判定でした。卵黄でレベル2。3人の中でも、つなぎに使ってあるだけでもダメだったのはゲンキだけで、ミッキーはつなぎ物はOK(IgEレベル1)。ユウキは卵大好きで、もりもり食べています。でもミッキーは血液検査では出なかったのですが、エビとカニも食べると湿疹が出ます。シーフードミックスのエビくらいなら大丈夫なのですが、お寿司やエビフライはダメです。1歳のお正月にカニ鍋をモリモリ食べてしまい(欲しがるからとあげたのが悪かった)、翌日大変なことになりました ( ;∀;)

湿疹がひどい赤ちゃんの場合、食べるものや着るものなど、思い当たるものをすべてチェックしてみるといいかと思います。とくに食物アレルギーや肌の体質は遺伝するので、近親者の既往歴を確認しておきましょう。うちは、旦那さんが卵アレルギー、私の姉がエビ・カニアレルギー持ちでした。

原因物質を除去することで、湿疹が減ったら助かりますね!強い薬はすぐに治るけれど、やっぱり副作用が心配です。できるなら使わずに、普段の生活の見直しで、治してあげたいです (o^―^o)

profile

筆者:nontan
男の子3人を育てています。
長男ゲンキ(2009年生)
こだわりの強いグレーゾーンBOY
+アトピー&卵アレルギー

次男ミッキー(2012年生)
ASD+ADHDのハイブリッドBOY
+ぜんそく&卵エビカニアレルギー

三男ユウキ(2015年生)
今のところ普通に見えるけれど…アレルギーなし

出産前は書店勤務&JPIC読書アドバイザーとして活動していました。子育てが一段落したら、読み聞かせ活動を再開したいです!
はじめての方は、こちらの記事をまずお読みください。

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