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自閉症スペクトラム、ADHDなどの発達障害がある子供の治療法として、投薬を勧められることがあります。これは障害を根本から治療するものではなく、興奮やイライラを鎮めるための対処療法として処方されることが多く、薬で多動や衝動性を抑えている間に、療育やソーシャルスキルトレーニングなどで本人のスキルアップを促し、社会に適応していけるようにするためです。

一方で、ほとんどの治療薬は使用年齢が6歳~。
副作用で不眠や食欲不振などが出る薬もあり、成長に影響が出る低年齢では、どれだけ多動が激しくても薬には頼れません・・・成長とともに落ち着くよとよく言われますが、四六時中動き回って物を壊しまくっている多動の子供と一緒に暮らすのは、かなりの努力と忍耐力が必要とされます。

我が家も次男ミッキーの多動・衝動性には歩き始めた頃から悩まされており、一番ひどかった2~3歳の頃は、もう、ほんとに、よくやっていけていたなという感じ・・・誰も死ななかったのが、奇跡。

そんな低年齢の子供でも飲むことができる薬として、漢方薬があります。
ミッキーが5歳の時、集団行動に入れない、じっと座っていられないことを相談したら、漢方薬を処方してもらえました。神経刺激薬に比べると、効果も副作用も穏やかなのが特徴の漢方薬。赤ちゃんの夜泣きやひきつけにも処方されるものなので、安心して飲ませることができます。



発達障害の子供に処方される漢方薬の代表として

甘麦大棗湯(かんばくだいそうとう)→公式サイト








抑肝散(よくかんさん)→公式サイト

【第2類医薬品】抑肝散加陳皮半夏 エキス細粒 48包






の二つが挙げられます。どちらも、赤ちゃんから飲める漢方薬です。イライラや不安を抑える働きがあります。ツムラやコタロー、オオスギで扱っており、大体の薬局で取り扱いをしていると思います。(体重や症状で服用量が変わってくるので、必ず薬剤師か医師に相談しましょうね)

ミッキー
に処方されたのは、甘麦大棗湯。比較的、甘くて飲みやすい味だからとこちらになりました。私が味見した感じも、わりと飲みやすい味でした。といっても生薬なので、やはり独特の風味があります。ミッキーは味覚過敏で、薬大嫌いの人。さあ、闘いの火ぶたが切って落とされました。

病院で勧められた、牛乳+ココアに混ぜてみます→拒否。
ジュースに混ぜてみます→拒否。
アイスクリームに混ぜてみます→拒否。
そのまま飲ませてみます→嘔吐。
ぬるま湯に溶いてお茶だよと出します→2口ほど飲んで拒否。
水に溶いて氷を入れてお茶だよと出します→4分の1ほど飲んで拒否。

いろいろと試しましたが、味覚過敏で混ざった味が嫌いなので、変なものに混ぜるよりは、ぬるま湯にといて「お茶だよ」と出すのが一番飲みやすいようでした。

少しでも暴れたり物を壊したりが、減るのなら!
わらにもすがる、思いで (´;ω;`)

その後の様子については、こちらをどうぞ→(「漢方薬の効果」)